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NEON TOUR
¥6,930
NEON TOUR 中村 治 Osamu Nakamura 僕たちのなにかが失われる時。 そんな時はいつでも、 ネオンの灯りを頼っていい。 夜の街には、僕たちが紡いできた物語がネオンの灯りとともに保存され、語られるのを待っている。写真家、中村治による、ネオンを巡る旅の記録。 『「正しさ」には一種類しかないと思い込み、世界のすべてをそれで塗りこめてクリーンにしようとすると、実際には暴力的でギスギスした社会ができあがる。どんなに頭のいいはずの人たちがやっていようと、やっぱりそれはまちがってるんだ。小説のなか、東京タワー脇のプリンスホテルで窓を眺めながら、そう気づかせてくれるのはネオンサインの群れだった。』 與那覇潤 中村治 1971年生まれ。成蹊大学文学部文化学科卒。中国北京にて語学留学の傍ら、英国の通信社の現地通信員として写真を撮ることから写真家としてのキャリアをスタートする。帰国後、ポートレートを学ぶため写真家、坂田栄一郎に4年間師事。2011年、新宿ニコンサロンにて、福建省の山間部に点在する客家の村とそこに生きる人々を撮影した『HOME』を発表し、2019年に『HOME-Portraits of the Hakka』(LITTLE MAN BOOKS)を上梓。同作で第20回さがみはら写真新人奨励賞を受賞。2021年、今写真集の前作となる『NEON NEON』(LITTLE MAN BOOKS)を上梓。2025年、キヤノンギャラリー銀座/大阪にて写真展『NEON TOUR』開催。 デザイン:大倉真一郎 寄稿:與那覇潤 印刷・製本:藤原印刷株式会社 プリンティングディレクション:花岡秀明 6,300円+税 / 280✕210mm / 296ページ / 並製本 ISBN978-4-910023-05-2 C0072 2025年1月6日発行
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このきのこ
¥1,760
きのこ回文って、なんですか? 世にも稀なる きのこ回文作家が紡ぐ 愉快で奇妙な 54の物語 ひっそり静かな夜の森。抜き足差し足忍び込むと… そこには、きのこ回文の世界がありました。 よく焼けたシイタケ、耐えるツエタケ、奇抜なツバキン…上から読んでも下から読んでも同じ顔。世界を逆さにのぞくとあらわれる不思議の国へようこそ。きのこたちは皆、あなたの到着を心待ちにしていましたよ。楽しい仲間がほとんどですが、中には猛毒のあるやつもまじっていますので、ご用心。あなたが回文の一部になってしまうようであれば、それはそれ、わたしたちは大歓迎です。どうか、言葉の端から端までゆっくりご堪能ください。それでは、よい航海を(ボン・ボヤージュ)! 文 おおうち もとひろ きのこ回文家。サックス吹き。関東きのこの会副会長。小出版社専門オンライン書店「書肆ならたけ屋」を経営しつつ、日々あらゆる言葉を逆さまにして暮らしている。「神の子おおうちもとひろ。人、餅、魚お好みか」(かみのこおおうちもとひろひともちうおおこのみか) 絵 うつろ あきこ 漫画家。ある日タマゴタケを見つけたことから、きのこ愛に目覚める。コミックエッセイ『かわいいきのこ』(イースト・プレス)を刊行。その他の作品に『宇宙屋台へおいでませ』(全2巻/小学館)などがある。「良く噛みな。うつろ見てみろ。通な味覚よ」(よくかみなうつろみてみろつうなみかくよ) 1,600円+税/150✕150mm/108ページ/上製本/ISBN978-4-910023-04-5 2023年2月20日発行
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NEON NEON
¥2,970
今夜、 ネオンを 見に行こう。 東京周辺ネオンガイド 写真集+インタビュー 最強のネオン本、登場です。 東京の夜には、記憶の底には、ネオンが輝いている。 ネオンとは、細長いガラスの管にガスを封入し、そこに電流を流すことによって発光する、そのような照明機材です。従来、享楽や猥雑、夢や欲望の象徴としての役割を担ってきたネオンは、社会や文化の変化とともに消えていこうとしています。2020年から2021年にかけて、私達は東京周辺の街を歩き、ネオンのある風景を撮影してきました。そして、ネオンに関わる仕事をする人たちに、話を聞いて回りました。この本には、こうしたネオンの風景写真と、ネオンに関わる人たちのインタビューが、計608ページに渡って収められています。日が落ちて周囲が暗くなったら、本書のページをめくり、1つのページの上で、いくらかの時間を過ごしてみてください。そして、ネオンを探しに出かけてみてください。きっと、記憶の底で輝くネオンに出会うことができるはずです。それはあなただけのネオン。世界で1つしかないネオンの輝きなのです。 ◯INTERVIEW 横山幸宣(アオイネオン) 荻野隆(アオイネオン) はらわたちゅん子 赤塚りえ子(アーティスト) 亀田和美(協和電子株式会社) 酒蔵力(居酒屋) 千原徹也(アートディレクター) 高橋秀信(スマイルネオン) 編著:ニホンノネオン研究会/撮影:中村治 2,700円+税/220×144mm/608ページ/ISBN978-4-910023-03-8 2021年12月21日発行
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旅のコマんドー [アジア編]
¥1,540
きっと、旅に出る。 ネパール、インド、タイ、タジキスタン、中国、チベット…。 寝て、起きて、食べて、また寝て。 旅をしながら生きていく。旅をしながら考える。 海外ふらふら者が描く約4コマ漫画、登場です! たびコマ 著 1,400円(+税)/148×155mm/176ページ ISBN978-4-910023-02-1 C0026 2021年5月31日発行
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HOME Portraits of the Hakka
¥4,950
中国福建省山間部に住む客家(はっか)と呼ばれる人たちとその住居を撮影した、中村治の1st写真集。黄色い光に包まれながら、「私」と「家」を巡って綴られる記憶と記録。 故郷を失うことは、自分を失うことなのだろうか。 中国南東の山間部に異様な建物が点在するエリアがある。外界を拒絶するようにそびえる土壁。 一歩足を踏み入れれば、100 部屋はあろうかというほどの猥雑な集合住宅があらわれる。黄河中下流域から戦乱を逃れてきた「客家人」たちのこの住処は、客家土楼と呼ばれ、世界遺産にも登録される歴史的建造物だ。1700 年もの歴史を刻むこの建築群には、老人の姿が目立つ。 中国の発展は人里はなれたこの山間にとっても他人事ではない。都市部へと出稼ぎに行き、都会の生活に浸った若者たちは、もう客家土楼に戻ってこない。主をなくした住処は中国の成長と反比例するように急速に荒廃しはじめている。経済の発展には、時に様々な犠牲を伴う。しかし、歴史が年輪に刻まれるように、受け継がれなければならないものもあるはずだ。それこそが、今の自分自身を形づくるものなのだから。 中村治 著 4,500円/280×260mm/120ページ/上製本 ISBN978-4-910023-00-7 C0072 2019年8月1日発行
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